アデノイアーはアールを代表する家族経営の老舗ワイナリーで、16世紀から続く家系が500年近くワイン造りを行ってきました。生産量の大半(85%)をピノノワールが占め、風化した粘板岩、砂質ロームから火山岩まで多岐にわたる土壌の畑で高品質なピノノワール造りに心血を注いでいる造り手です。

自社畑の多くは環境に配慮した栽培で管理されており、アールの中でも最高レベルのグランクリュを5つ保有し、中でもグローセラーゲ『ゲアカマー』はヨーロッパで最も小さな単一畑(0.68ha)で1714年からアデノイアーのモノポールであり、接ぎ木無しの樹齢100年を越すピノノワールが植えられているなど所有する畑も大変素晴らしいです。

現当主のマークさんは2017～2024年にVDPアールの会長を務めるなど(現在は副会長)現地でも厚い信頼を集めており、

2023年にはヴィヌム誌の『アール地方 ワイナリーオブザイヤー』にも選出されるなど、名実ともにアールを代表するトップ生産者と言える存在です。