2005年にロンドンで出会ったポールとジリ夫妻は元々ワイン業界とは関係のない仕事をしていました。ただ、二人ともワインを心から愛しており、残りの人生を全て賭けて挑戦したい目標をじっくり話し合った末、オーストラリアの地で偉大なピノノワールとシャルドネを造ることを人生の最終的な目標としました。その結果、それまでの生活を全て捨て2006年からマーガレットリバーに拠点を移すというとても大胆な選択をしました。

そしてザナドゥやウッドランズなど現地トップワイナリーで栽培と醸造の修行を積みながら、オレゴンのボーフレールやセントラルオタゴのマウント・ディフィカルティでもピノノワール造りの知識と経験を蓄えていきました。

ワイナリーで働きながらオーストラリア各地で理想の畑を５年間探し求めていましたが2010年にタスマニアに拠点を移した後、遂にその畑をオーストラリア最南端のワイン産地フオン・ヴァレーで見つけ、2011年から自らのワインを造り始めました。

するとファーストヴィンテージの2013年から高い評価を獲得し、2014年にはオーストラリアで最も栄誉ある賞と言われ、その年の最高の赤ワインに贈られるジミーワトソントロフィーを獲得。

2018年にはシャルドネとピノノワールがワイン生産者の投票により選ばれる最優秀賞のワインメーカーズ・チョイス・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、短期間の間に人気と実力を兼ね備えたタスマニアでトップクラスの生産者となり、【セーラーシークスホース】はオーストラリアでも入手が大変困難な希少ワインとなっております。