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仙台で地産地消の中華を満喫!松石様を訪問

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Lucioleのワインを多数お取扱いいただき
ずっと伺ってみたかったお店の一つ「中華 松石」さん。
食べる事が大好きなルシオールスタッフの唐田が行って参りました!

目次

 

輝かしい実績を持つ松石 翼シェフのこだわりの料理を楽しめます!

1982年 山形県酒田市生まれ
2002年 武蔵野調理師専門学校卒業
2012年 全日本中国料理コンクール 熱菜畜禽部門 銀賞、世界中国烹 飪連合会長賞
2014年 全日本中国料理コンクール 熱菜畜禽部門 金賞、農林水産大臣賞
2021年 DORAGON CHEF 2021 宮城県代表
2021年 全日本中国料理コンクール 熱菜畜禽部門 銀賞

※ホームページより引用

ご出身である山形と、店舗を構える宮城の食材をふんだんに使った中華料理です。
instagramでは仕入れの様子を含め、
食材への真摯な向き合い方や生産者との信頼関係を垣間見れますよ!
仙台に住み始めて10年ですが初めて知る食材への驚きや、隣県山形の魅力を再発見できる時間となりました。
地産地消にこだわっていらっしゃるので、遠方からお越しの際には宮城・山形の食の旅も楽しめますね✨

◇店内の様子


↑広瀬川を一望できるテーブル席では、夕暮れ時の赤く照らされた街並みが徐々に夜景で輝く様子を堪能できます

カウンター席

↑特別に仕込みの様子を撮影させていただきました!
オープンキッチンで松石シェフの華麗な手さばきを見ながら、徐々に料理が仕上がる様子を間近で楽しめるのもまた特別な時間ですね。

◆お料理&ワイン紹介

お料理は11皿。
コース内容を見てすでにワクワクが抑えきれません!


まずはスープで体の内側から温まります。
タケノコは香ばしくあぶってあって、甘さが一層引き立っていました。

前菜は丁寧に包丁が入ったコウイカが美しい~
亘理まで足を運んできたという投稿をinstagramで見ていたので、ピチピチで新鮮なコウイカがこのように丁寧に調理されて供されたのが一層感動しました。
平たく言うと焼肉のタレのような中華ソースがかかっているそうです!

 

 

 

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一緒にワインも!
松石シェフの料理と一緒にルシオールのワインを合わせられるなんて、幸せ…

プリンキピア エステート シャルドネ 2020

オーストラリア現地で完売している貴重なバックヴィンテージのシャルドネですが、つい先日ルシオールでも完売となり日本で味わえることがますます困難になった特別感溢れるワインです。

続いて春巻きです。山ウドと黒ソイといういかにも春らしい組み合わせで早速旬を満喫させていただきました!
パリパリの皮はもちろん揚げたてで、はふはふしながら口の中に広がるウドの爽やかな風味ともっちりとしたソイの甘みがたまらない一皿でした。


カナガシラの揚げ物、アイコは初体験です!惜しげなくかけられたネギが綺麗です🥺


フキノトウの小籠包
小籠包は時間との勝負(できるだけせいろをあけて直ぐ食べる)なので早く食べたい気持ちと闘いながら写真を撮りました(笑)

ワインは2杯目
ミューストーン ヒューズ&ヒューズ ソーヴィニヨンブラン 2021

この組み合わせが、忘れられないペアリングになりました!!!
松石シェフが自ら収穫してきたフキノトウは程よい苦みと後を追う甘やかさ、溢れる豚肉の肉汁とマッチしていて思わず笑ってしまう美味しさでした。
そこにミューストーンのソーヴィニヨンブランを味わうと、品種由来の爽やかなハーブの香りや白桃や王林のようなフルーティさ、キリっと口内を引き締める酸味が素晴らしかったです。
ワインページを見ていただくと詳しく書いているのですが、このソーヴィニヨンブランは品種の個性を十分に引き出すために香り成分が豊富な皮の部分との接触を長めにし、さらに発酵容器からの風味がつかないようにステンレスタンクで101日という長期間発酵させます。

フキノトウの小籠包もワインもお代わりしたいくらいでした(笑)


真鯛と金ニラの蒸し物です。
名前の通り、金色のニラは綺麗にタイの白身に映えているだけでなく甘みもしっかり感じます。
一緒に登場したジャスミンライスもいい香り🤤
ここまでで魚介を5種もいただきました!
レストランならではの贅沢に、気持ちも満たされていきます。
もちろん料理を楽しんでいるからというのもありますが、奥様のやわらかなサービスと優しい笑顔にすっかり癒されてしました。
ワインの温度にも気を配っていただき、絶妙なタイミングで赤ワインへ!

プリンキピア エステート ピノノワール 2019

2回目の登場のプリンキピアはオーストラリアワインのミシュラン的存在である「ハリデイ・ワインコンパニオン」にて2019年のダークホースワイナリー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2021年から5つ星評価ワイナリーとなった、オーストラリアを代表する生産者です。
造り手のダリンさんは畑の横に家を構え、たった一人でぶどう栽培から醸造まで行う、まさに職人と呼べる方です。
ピノノワールを飲みたかったのは、メインのお肉料理に合わせたかったというのもあります。

庄内鴨、アスパラガス。
庄内鴨の雛のふ化から精肉に至るまで全ての工程を一貫して管理している三井農場さんに、松石シェフが特別に頭付きで注文しているそうです。
そうすることで皮が縮むことなくどの部位もパリっとした皮目を楽しむことができると!
ムネ、モモ、そして通常は調理されないというササミと部位ごとに食感・味が異なり、食べる度に驚きがありました。
こちらも訪問前から楽しみにしていた食材の一つで、食べることができて本当に嬉しかったです。

アスパラガスもシャキシャキで、旨味甘味が噛むほどぶわっと溢れてくる大きさでした。

プリンキピア エステート ピノノワールは、華やかなお花や果実の香りに
ハーブの様な爽やかさと樽由来のスパイシーさが混じっています。
そこに濡れた落ち葉のような熟成風味もほんのりと加わり、
付け合わせのアスパラガス・鴨・ワインとみんな仲良し!というような相性の良さでしたよ。

そして松石シェフのこだわりの料理に合わせて特別にワインを持ち込みさせていただきました🍷✨

プリンキピア
アルティオ ピノノワール 2019

プリンキピアが1年で生産するピノノワールの中で、ダリンさんが納得のいく熟成を経た樽を選別してブレンドされる最高峰のピノノワール。
間違いなく美味しいと思える年にしか造られないので、2019年ヴィンテージは2年ぶりのリリースとなります。

同じヴィンテージの造りが違うピノノワールを比べて飲むだけでなく、庄内鴨と合わせていただくという貴重な経験をさせていただきました。
グラスに注ぎ始めた瞬間にイチゴやクランベリーのような赤系果実の香りが広がって、早くグラスに口をつけたい気持ちを押さえながら待ちます。
プリンキピアらしい果実味たっぷりさはエステートピノノワールにも通じ、こちらのアルティオは一層凝縮したベリー系の味わいと樽由来の八角の様な甘いスパイス香、土やキノコのような複雑な味わいが長く口内に残りました。


山形のスズキ・春セリ、宮城のハエヌキのチャーハン。
そろそろお腹いっぱい、のはずがしっかり食べ切ってしまいました(笑)

 

 

 


シェフの選んだ中国茶
バレンシアリトルレモンを添えた杏仁豆腐と、蔵王のヨーグルト

レモンとオレンジのいいとこどり、という可愛らしい柑橘はおじいちゃんが一人でこだわって栽培しているそう。
年によって味わいが違うと仰っていて、

「あれ、プリンキピアのワインみたいだな」と最後少し残しておいたアルティオ ピノノワールに目が行きます。

 

お茶菓子でヨモギのマーラーカオと、松石シェフが絶賛練習中というカヌレ。
練習中のクオリティなの?という美味しさで、焼きたてサクサク、中はもっちりのカヌレにびっくり!
マーラーカオはふわふわで優しい春の味。

最後はワインで締めたいな、と思って残しておいたアルティオと一緒に記念写真。
オーストラリアワインと、フランス菓子と、中国の点心が一堂に会したエンディング!
楽しく美味しい時間はなんでこんなにあっという間に過ぎてしまうのか…
名残惜しみながら、松石シェフと奥様のあたたかいお見送りを背に、また絶対行くぞーと心の中でつぶやいていました。

◇中華 松石さんの店舗情報

住所:〒982-0841
宮城県仙台市太白区向山2丁目2−1 エスパシオ向山

ご予約ページはこちら

[ランチ] 12時スタート
おまかせコース
6000円(税込6600円)

[ディナー] 18時30分スタート
おまかせコース
10000円(税込11000円)

シェフお1人で作るため、お時間は同時スタートになっています。

 

◆あとがき

 

一皿仕上がる度に松石シェフ自ら話される料理説明は食材や生産者の方のストーリーも含まれています。
山・海・川辺・農場に思いを馳せながら、次はどんなメニューなんだろうとわくわくドキドキが続く約2時間。
ほろ酔いになりながら、味覚・触覚まで楽しめる映画を体験しているようなレストランでした!

一緒に味わったルシオールのワインにもそれぞれ造り手の熱い思いが込められており、私たちは完璧なコンディションで管理し、松石さんのお食事にぴったりなものを厳選して提案させていただいています。
松石シェフの素晴らしいコース料理を楽しむのはもちろんのことですが、ルシオールのワインを通してより一層忘れられない時間になるお手伝いができたら本当に嬉しい事です。

 

◇この日いただいたこだわりワイン

・プリンキピア エステート シャルドネ 2020
現地オーストラリア以外では日本にのみたった80本輸入。2020年ヴィンテージは完売しており、2021年ヴィンテージは秋頃の入荷予定です。未だ樽に入っている2022年も既に取り合いになっている状態ですが、なんとか最大割り当て量の80本を確保しています!最新の入荷・在庫状況はルシオールのinstagram(こちら)でご覧いただけます!

・プリンキピア エステートピノノワール 2019
このワインの年間生産量は約4,000本程しかないためオーストラリア国内の著名レストランや顧客への直接販売でほぼ完売する希少ワインです。
エステートピノノワールは2017年、2018年と3ヴィンテージ販売しておりますので、熟成感の違いや収穫年毎の特徴を比べて飲む事も出来ますよ!

・プリンキピア アルティオ ピノノワール 2019
2019年ヴィンテージはAbelやMV6など4種の異なるクローンがブレンドされている上、初めて単一畑キンドレッドヒルのワインまでブレンドして複雑さを追求しておりダリンさん曰く過去最高のアルティオになったということです。
実際にこのヴィンテージはオーストラリアのワイン評論家として必ず名が挙がるジェームス・ハリデイ氏から95点という高い評価もされています。

プリンキピアのご紹介もブログで詳しくしていますが、こちらの動画では真剣なまなざしでワイン造りをするダリンさんのお話や、ハリデイ氏直々のコメントも聞けます。

・ミューストーン ヒューズ&ヒューズ ソーヴィニヨンブラン 2021
ミューストーンは、ワイナリー・畑・造り手すべてにおいてオーストラリア最高レベルの賞をとっている驚異的な生産者です。
タスマニアというオーストラリア大陸の南東端辺りにある南極に近い島で、オゾン層が薄いため紫外線が強くぶどうは風味豊かに熟しながら冷涼な気候で酸味はキープできるという特長がある産地です。

 

こちらのブログ↓にて美しい畑の様子やさらに詳しいワイン造りへのこだわりを紹介しているので、ぜひ覗いてみてくださいね!

 

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

次回の更新も是非ご期待ください😊

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