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ルシオールの清水です!只今新しい生産者との契約の為にドイツに来ています。本日新しく2つの生産者と契約致しました。素晴らしい生産者のワインを持ってくることが出来てとても嬉しいです。
是非お楽しみにお待ちくださいませ!
ルシオールのドイツ初独占輸入生産者となったフリーズのご紹介です。
1月に日本に到着し、販売を開始いたしましたがヴィニンガーピノノワールはすぐに完売し、現在はフォムシーファーピノノワールのみ販売中です。現地でも完売しているグランクリュリースリングも少量入荷しておりますので、是非ホームページをチェックしてみてくださいね。
ワインメーカーであるダニエルさんはまだ30歳の若手ワインメーカーです。ブルゴーニュ【モンティーユ】とオレゴンのピノノワール造りの経験を積み、モーゼルに戻ってきました。
オレゴンでは素晴らしいブルゴーニュのワインを毎日ピザと一緒に食べて飲んでいたそうですよ。笑
2021年にはドイツで最も影響力があると言われるワインガイド【ヴィヌム】において、【ライジングスター・オブ・ザ・イヤー】を受賞した国内でも注目度の高いワインメーカーです。
↑モーゼルの最高の畑の一つと称されているウーレン
ウーレンは3区画に別れており、赤い部分のロートライが日光を一番受けるエリアで3区画のなかで最も評価が高いです。フリーズのウーレンはほとんどがロートライ区画です。
ロートライの区画は赤い石がごろごろしているような土壌で昼の日光を吸収し、夜にゆっくりと放出されます。モーゼルはワイン造りの北限とも言われていますが、崖のような畑が直射日光の効力を最大限に高め、土壌からも熱が放出され気温が高くなり、しっかりとした酸味をキープしながらアロマティックな香りの物質を沢山に含んだブドウが完成します。
Rothはドイツ語での赤を意味します。
↑少し下の方にあるグランクリュ・レットゲン。段々畑のようになっています。
ダニエルさんの父。ライナーさん。モーゼル地方で最も早くピノノワールを植えた生産者の一人です。
それまで赤ワインを造った経験が無かったので当初は苦労しましたが2年、3年と時間を掛け、試行錯誤を重ねて品質を向上させていきました。
当時モーゼルで赤ワインを造るのは非常に珍しく、まさにモーゼルピノノワールの第一人者となりました。今はダニエルさんが高樹齢となったピノノワールで素晴らしいワインを生み出しています。
彼らのピノノワールはモーゼルでも標高の高い場所に植えられており、畑も拡張中です。少しシェルターのような形になっており、ブドウを風から守る役割を果たします。
約40年前にダニエルさんのお父さんがリースリングが植えてあったこの区画にピノノワールを植えて、現在はダニエルさんが醸造し、素晴らしいピノノワールを生み出しています。父から子へ繋ぐ歴史を感じさせますね。
クローンはジャーマンクローンを使用しており、房が小さく小粒のブドウが多いミルランダージュしたブドウのような特徴があるものを使用しています。
2022年からMV6などブルゴーニュクローンも植えはじめており、更に品質の向上を目指しています。今後が本当に楽しみです!
貴重な熟成途中のピノノワールの樽試飲。このセラーで2021と2022を熟成させています。
新樽、旧樽、樽の生産者、樽のトーストレベルなどの味わいの違いを学びました。瓶詰め前にこれらをブレンドしてダニエルさんの理想の味わいを表現します。
全て味わいやアロマなども違うのでとても面白かったですよ!今すぐに飲んでも美味しいワインでした。更に熟成&ブレンドされて味わいが良くなっていくのがとても楽しみです。
息子のダニエルさん、ジュリアンさんの為のスペシャルバレルも。
改めて新しいヴィンテージのリースリング、ピノブラン、ピノノワールの試飲も。畑の情報、ワインメイキングなどの説明を受けながら贅沢なテイスティングです!
どれも個性があり、素晴らしい味わいでしたよ。年内に入荷になるので是非お楽しみにお待ちくださいませ!
新しいプロジェクトのシャルドネ!商品化されるのが待ち遠しいです。
ドイツ最終日は家に招いて頂き、手料理と貴重なバックヴィンテージのワインを味わいました。本当に贅沢な体験ですね。
超希少な1979年のレットゲンのシュペートレーゼ。40年以上熟成しているリースリングですが、酸味もまだ活き活きとしており、色合いも透き通ったゴールドでした。1979年はアルコールの表記は必要なかったそうですよ。ライナーさんですらこのワインを飲むのは15年ぶり、ダニエルさんが飲んだのは人生で2回目だそうです。本当に素晴らしい時間でした!
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ここまでお読み頂きましてありがとうございました!またどんどんブログ書いていきます!
Luciole 清水