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キャンティクラシコを代表する生産者。Fattoria di Lamole(ファットリア ディ ラモレ)

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本日は日本初上陸となるイタリア・トスカーナ州のキャンティクラシコの名門。Fattoria di Lamole(ファットリア ディ ラモレ)のご紹介です。

キャンティクラシコはイタリアを代表する産地の1つで日本でもとても聞き馴染みのあるエリアですね。

↑醸造家のパオロ・ソッチ氏。彼の代になってから52年が経ち、ワイン造りの深い知識と豊富な経験を持っています。

Fattoria di Lamoleを作り出したソッチ家の歴史のスタートは1071年。1000年近い歴史をもつ一族です。キャンティクラシコ・コンソーシアム(キャンティクラシコ協会)の創設者の一人であるカルロもこの一族の出身です。

彼らの畑は標高500m~700mの非常に高い場所に位置した斜面の段々畑という特別なテロワール。畑は全てオーガニックです。古いサンジョヴェーゼのクローンを使うことにこだわり、昔ながらの伝統的な味わいを表現することに挑戦し続けています。歴史あるキャンティクラシコのエリアの中でも尊敬を集めているワイナリーです。

ブドウ畑を自然と人間が共生する領域と称しており、自然をとても大切にしています。

モンテ・サン・ミケーレという山の斜面は1000年もの長い間、lamulae(急斜面にある平らな土地)でブドウ栽培には非常に適したエリアになっています。急斜面にブドウ畑が位置していることにより、平地よりと比べ日照量をより多く得ることで質の高いブドウ栽培を可能にしています。

ここで造られたサンジョヴェーゼはとても力強いピュアな果実味を持っており、酸味やアロマのフレーバーも非常に高く、香り高いワインが造られます。

キャンティクラシコと名乗るためにはサンジョヴェーゼを80%使用する必要がありますが、彼らの赤ワインはサンジョヴェーゼ100%で造っています。サンジョヴェーゼに対する情熱とこだわりを強く感じさせますね。

ラベルに地域名を記載する為の最低熟成期間はキャンティでは4ヶ月に対して、キャンティクラシコは11ヶ月と長く、キャンティクラシコのワインを造る方がよりハードルが高いです。しかし彼らは規定の3倍以上の時間をかけて熟成させており、自分たちの理想とする味わいを表現する為に手間と時間をかけることを惜しみません。

キャンティクラシコリゼルヴァは質の高いワインが出来ると確信したヴィンテージのみに少量しか造られない大変希少なワインです。最新ヴィンテージである2014は約1000本しか生産されませんでした。この2014ヴィンテージはジャンシス・ロビンソン から17点 (20点満点)という素晴らしい評価を得ております。

キャンティクラシコは手摘みで丁寧に収穫したサンジョヴェーゼ100%を天然酵母で発酵させコンクリートタンクで2年、フレンチオーク古樽で2年、瓶内熟成1年以上という非常に長い熟成期間を経て飲み頃を迎えてからリリースされます。最新ヴィンテージが2015年というこだわりようで、購入後すぐ開けて楽しめますよ。

彼らが最も大切にしている特別なワイン、『レ・ヴィーティ・ディ・リヴィオ』はヨーロッパでは非常に珍しいフィロキセラに侵されたことがない畑で栽培された自根のサンジョヴェーゼ100%で造られています。(自根の樹は接ぎ木をせずブドウ品種本来の根を持っており、独特な味わいが出ると言われております)。リヴィオの畑は僅か0.4ヘクタールと非常に小さく1年に1000本程度しか生産出来ないとても希少なワインです。樹齢は50年であり、高樹齢のブドウからしか味わえない複雑味も楽しめますよ。


現行のヴィンテージが7ー8年熟成されているのはとても魅力的ですよね。

彼らのインスタグラムでは栽培や畑の様子などを見ることが出来ますよ。
色々なストーリーを知ることでワインが更に美味しくなりますね。

 

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歴史の長いキャンティ地区のワイナリーの中で常に最前線で活躍してきたファットリアディラモレ。是非お試しください。

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Luciole 清水